消防用設備点検を行う際の注意点とは
建物に設置されている消防用設備は定期的な点検、およびメンテナンスが必要です。
適切な点検を行わないと法令違反になるので注意しなければいけません。
消防用設備点検を行う際は、下記のことに注意してください。
・全階、全設備の点検
例えば5階建ての商業施設があったとします。
自動火災報知器が各階に設置されているかと思いますが、例えば1階と2階だけ確認して、「問題がないから他の階も大丈夫だろう」などと見込み終了してはいけません。
必ず全設備、全階確認して点検表にチェックしていく必要があります。
・点検期間を守る
機器点検は6ヶ月に1回、総合点検は1年に1回が基本となります。
これらは維持台帳と呼ばれる記録簿に記載することになっています。
自社のスタッフが確認を行うのではなく、必ず消防設備士や消防設備点検資格者が確認しなければいけません。
・報告書の提出
実際に点検を行った後、その検証結果を管轄の消防署や出張所に提出する必要があります。
おそらく実際に点検を行った方が、代替で報告書をまとめて提出してくれるはずです。
もし何らかの事情で自分で提出する必要がある場合は下記4点を必ず提出してください。
・消防用設備等点検結果報告書
・消防用設備等点検結果総括表
・消防用設備等点検者一覧表
・必要設備の点検表
どの部分を点検したのか、誰が点検したのかがわかる資料となります。
防災設備の点検に関するお問い合わせはときわ防災株式会社までお寄せください。